ごまのメモ書き

ごまのメモ書き

アラサー主婦の育児・趣味記録

読書感想『もう悩まない!自己肯定の幸せ子育て』

 

こんばんは!

 

今回は久しぶりに読書感想の投稿ですm(_ _)m

 

読んだ本はこちらです。

 

 

 

NHKすくすく子育てにも出演されている、大日向雅美さんの本です。

 

大日向雅美さんを知ったのは、ムスメのお昼寝中に無音でテレビをつけながら急いでお昼ご飯を食べている時。

 

再放送のすくすく子育てが放送されていて、大日向雅美さんが出演されていて、お母さんにかける言葉が優し過ぎて私が言ってもらっている気分になり泣きながら見ていました。

 

それから大日向雅美さんの名前を覚えて、この方が全国に配置されたら産後うつで苦しむお母さんはこの世からいなくなるのでは…?なんて思い始め、本も書いているかな…と調べたところ図書館でたくさんの取り扱いがあり、ムスメの絵本と一緒に借りて読んでみました。

 

 

ざっくりまとめると

・「自己肯定感」ブームの現在だが、子どもに自己肯定感を高めさせたい場合にはまず親の自己肯定感を高めることの方が重要。

・「べきお化け」は正体を暴けば怖くない

・子どもの叱り方、ほめ方

・日本の家庭は親子関係を重視しているが、夫婦関係も良好でないと良い家庭は築けない

 

という感じでした。(ざっくりすぎて申し訳なくなる程ですスミマセン)

 

 

なんでこの本を手にとったかというと、私自身が自己肯定感を高めたかったからです(ブームに乗っかる)

 

出産してから誰も褒めてくれない日々…

自分で自分を認めてあげなくちゃ、他に誰が認めてくれるの?!なんて思って

産後、自分を褒める癖がつきました。

 

それなのにまだまだ高めたくて読みました。

 

〜すべきという呪いに縛られているのもまさに私自身でびっくりしました。

 

3歳児神話、いつでも優しい母親、手作りの強迫、完璧な育児の4つがべきお化けの正体として書かれています。

 

子どもが生まれる前まで、このべきお化けの正体を知っていたしどれもデタラメよーと思っていたのに出産してみたらアラフシギ。

 

自分もすっかりべきお化けの呪いに縛られていました。

 

どれも自分で自分を苦しめてしまうだけなんだと思いました…

 

 

それから、「2歳児の記憶保持時間=20分前後と猫並み」という記述には驚きました!

 

だから大事なことは「何度も」「繰り返す」事が大切と書かれています。

 

意味が伝わらなくても大事なことを自分に言っているのだということは何歳でも理解できるので根気強く言い続ける事が大切だと書かれてありました。

 

これを読んでから今は何もわからないかもしれないけれど、図書館やお店、病院に入る前にムスメの目を見て「真剣に」伝えることを意識してみました。

 

入ってから「静かにしよう」と言うのではなく、向かう途中から入る前にももう一度改めて目を見て伝えるようにしました。

 

伝わっているかわかりませんが、根気強く続けてみようと思います。

 

 

それから体罰は絶対にダメと書かれてありました。

 

私自身、幼少期に「だめ!」と言われて頭をバチん!と叩かれる事が日常茶飯事でしたが、「怒られると叩かれる」ということは覚えましたが、「どうして怒られたのか」は理解していませんでした。(未だにわからない事もあります)

 

これは私も育児をやっていく中で心がけたいことの一つなのではっきりと書かれていてなぜか安心しました。

 

叱るときのコツもとても参考になりました!

「その場で」「その場に居合わせた大人が自分の責任」で「その場限り」で「行為」だけを叱る

これはなるほど…と思いました。

 

これを読んでなかったらダメな例を全てやってしまいそうでした…

 

自分も、昼間あったことを仕事から帰ってきた父に再び怒られるの、意味がわからなかったんですよね。

 

普段思っている嫌なことも引き合いに出されたりしてダラダラ怒られるのも正直面倒でした(おい)

 

 

それから、叱ることより難しいのが「褒めること」とも書かれてありました。

 

「親の過剰な期待」や「我が子を思い通りにしたい」と言う親の欲が見え隠れするような褒め方はタブーと書かれてあり、すでにギクっとしてしまいました…

 

褒める時は具体的に、心からの自然な感動を伝えたいです。

 

 

そして夫婦関係の内容はもう大事な箇所があり過ぎて、頷く部分が多過ぎてまとめきれそうにありません。笑

 

こんな夫が増えている〜と書かれている内容に我が家ももれなく当てはまっておりました。ニッコリ

 

色々言いたいことはあるけれど、とにかく話がしたい!と言うこと。(まさにそれ)

 

育児の時間が取れないなら帰宅して少しでもいいから妻の話を聞いてほしい。

そこで絆が結ばれると書いてありました。

 

この内容を夫にも読んでもらってから、割と話を聞いてくれるようになりました。

 

と言ってもムスメが1日中泣いてしんどい時には聞いてくれませんでしたがね〜

 

 

ぜーんぶ読み終えて、あとがきには大日向雅美さんから世の頑張るお母さん方へ励ましの言葉が贈られています(これも泣けます)

 

 

読んだ後の率直な感想としては、もっと「頑張らなくていいよ!思うままにやろうよ!」という内容を勝手に想像していましたが、全く違いました。

 

「子どもを尊重すること(1人の人間であり所有物ではない)」

「親の自己肯定感が大事」

叱り方や子どもへの接し方も具体的に書かれている箇所も多くあり、背筋をピンと正された感覚になりました。

 

厳しく感じる部分もありましたが、私は読んでよかったです。

曖昧な部分がはっきりとわかり、これからの育児への迷いの部分がなくなったように感じます。

 

そして、子どもにこうなってほしい。と思うことはまずは親がそうあるべきなんだと育児書を読むたびに思います。

 

簡単なようで難しいですね。

 

 

ずっとつきっきりでお世話をしている時期が数年続くと子どもは1人の人間なのに、親が指示したり誘導してしまい、所有物と混同してしまうんでしょうか。

 

きっとこれからも迷いや悩みは尽きないし続くと思います。

 

そんな時はこの本を読み返して、間違えた時には正しいことを教えてもらいたいし、頑張って頑張って疲れた時にはあとがきのエールをもらって少し休んでまた頑張りたい、そんな一冊になりました。

 

 

 

またまた長くなってしまいましたが

ここまでお読み頂きありがとうございますm(_ _)m